「ザーネクリームE」はエーザイ株式会社が展開するスキンケアクリーム。ビタミン剤の「チョコラBB」と言えば知らない人はいないと思いますが、実は同じ会社の商品で、いずれも1954年に誕生した商品なのだとか。
そんな歴史ある商品ですが、今に至るまで愛され続け、2022年の@cosme ベストコスメアワードでも2位(ハンドクリーム部門)を獲得するほどの人気っぷり。実際の使用感やスキンケア効果がかなり気になるところですよね。
そこで今回は、実際に商品を使ったレビューを詳しくまとめてみました。購入をご検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
ザーネクリームEを実際に使ってみた
ここでは「ザーネクリームE」の使用感について詳しくお伝えしていきます。
テクスチャー
クリームはこっくりとした濃厚な質感。

やや伸びが悪く、手のひらで少し力を加えて15秒〜20秒くらいしっかり伸ばす必要があります。
油分も強めなので、塗りすぎると結構ヌルつきが気になりました。
かといって少なすぎても伸びないので、前腕1本であれば「人差し指の第一関節の半分」くらいが適量かなと思います。
保湿力
塗布後の肌キメの変化や小ジワの改善効果などはあまり感じませんでしたが、肌のカサつきはすぐに気にならなくなります。

油分が補われてかなりしっとりするので、ひじや指の関節部分など乾燥がひどい場所のケアに特に合うと感じました。
広範囲に塗った場合でも、クリームが肌に浸透し切れば油っぽさがなくなって、スベスベとした心地よい保湿感に。全身用のスキンケアクリームとしても問題はなさそうです。
浸透力
例えば化粧水などスッと肌に浸透するものと対比すると、油分が多いので肌に”乗っかる感じ”は正直否めません。
塗布後は1時間ほど、肌が油っぽくなる感じがありました。
あくまでも体感ですが「浸透」というよりも、「膜をはって乾燥から肌を守る」要素の方が強いと思います。
持続力
就寝前に片腕だけにクリームを塗り、翌朝の肌の状態を比較しました。
結論、見た目にも触り心地にも、両腕の差はほとんど感じられなかったです。
塗る前の状態と比べても、一晩では肌キメや小ジワの深さに変化は見受けられず。。
肌との相性ももちろんあると思いますが、「乾燥がひどい」「しっかり保湿したい」という方は、こまめな塗り直しが必要になるかもしれません。
香り
成分一覧を見ると(後で詳しく解説しますね)、香料は配合されていますが俗にいうフローラル系とかソープ系みたいな万人受けするような香りではありません。
個人的な意見ですが、メンズ向けのワックスとかスキンケア商品に近いような香りのイメージで、好き嫌いは結構ありそうだなと感じました。
とはいえ、そこまで香りが強いわけではないので、よほど苦手ではない限り使えるとは思いますよ。
使ってみて良かったこと
クリームが濃厚で塗布後の保湿力が高いこと。
濃厚な分、通常のクリームよりも少なめに使ってみたのですが少量でもしっかり保湿できていると実感できました。
繰り返しにはなりますが、特に乾燥が気になる部分にはこのくらいしっとりするクリームを塗ってあげるほうが一気に滑らかになって良いかもしれません。
残念だったこと
このクリームに限らず、こってり系のクリーム全てに共通することですが、油分がなかなか浸透せずヌルつきがしばらく続くのが気になりました。
就寝前などに塗ればまだ良いのかもしれませんが、日中に事務仕事などがあると手先が滑ってしまうので、やや使いづらさがあったのがマイナスポイントです。
ザーネクリームの成分
ザーネクリームEは医薬部外品ですので、薬用効果が認められている成分が一定濃度配合されています。
(医薬部外品については「ミノン全身保湿クリーム」の記事に詳しく書いています!)

実際に配合されている有効成分とその効果は以下の通りです。
<有効成分>
①天然型ビタミンE 酢酸d-α-トコフェロール:血行促進,抗酸化作用,保湿
②グリチルリチン酸ニカリウム:消炎
血行促進(肌に必要な栄養分を届ける)効果に加え、抗酸化作用や保湿など、美肌に導くための働きをする+肌荒れを抑える消炎効果も見込めるようですね。
ただネットで商品について調べていると「使用後に肌が荒れた」と言う声も一部見受けられたので気になって他の配合成分も調べてみました。
配合成分の一覧とその配合目的は以下のようになっています。
| 成分名 | 配合目的 |
|---|---|
| オクチルドデカノール | 保湿,エモリエント,乳化剤,溶剤,防腐剤 |
| 吸着精製ラノリン | 保湿,抗菌 |
| グリセリン | 保湿,溶剤,温感付与 |
| クレゾール | 防腐剤 |
| 香料 | 香料 |
| 自己乳化型ステアリン酸プロピレングリコール | 乳化剤 |
| ジプロピレングリコール | 乳化剤 |
| シリコーン樹 | 保湿,保護,防腐剤,香り |
| セトステアリルアルコール | 保湿,エモリエント,乳化剤,防腐剤 |
| d-δ-トコフェロール | 有効成分に記載 |
| パラフィン | 保湿 |
| パラベン | 防腐剤 |
| 部分水素添加大豆リン脂質 | 保湿,乳化 |
| ベンジルアルコール | 香料(甘い香り),防腐剤 |
| 飽和脂肪酸セチル | 保湿,乳化剤 |
| ミリスチン酸イソプロピル | 保湿,乳化剤 |
| モノステアリン酸グリセリン | 保湿,エモリエント,乳化 |
| モノステアリン酸ポリエチレングリコール | 乳化剤,エモリエント |
| モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタ | 乳化剤,エモリエント |
| ラウリルリン酸ナトリウム | 乳化剤 |
※赤字:旧表示指定成分
有効成分の他にもグリセリンを始めとする「保湿」や「エモリエント効果」のある成分が配合されていることが確認できましたが、注意点をあげるのであれば「旧表示指定成分」が配合されていることでしょうか。
表示指定成分は「使う人の体質によってまれにアレルギー等の肌トラブルを起こす恐れのある102の成分」のこと。2001年4月に化粧品の全成分表示が義務づけられる以前は表示指定成分をラベルに表示する義務がありました。
使うことで必ず悪影響が出るというものではありませんし、これが肌荒れの原因になったと言い切ることも難しいのですが、より安全な化粧品を求めるのであれば、意識してもいいポイントだとは思います。
(ちなみに私は肌が強いタイプではないですが、全く問題なく使えています◎)
ザーネクリームEの口コミ
SNSやレビューサイトでの口コミを調べてみたところ、以下のようなコメントが多くありました。
◇ザーネクリームEの良い口コミ
・爪周りの皮膚がふっくらして、指先の血行も良くなった。
・クリームが柔らかく伸ばしやすい
・ベタつかず、サラッとした使用感
・肌のカサつきが気にならなくなった
・保湿感が長続きする
・香りがついていないから使いやすい
◇ザーネクリームEの気になる口コミ
・保湿効果は感じられなかった(逆に乾燥した)
・肌が良くなった感じはせず、逆にゴワゴワしてしまった
・痒みを感じた
・湿疹ができて赤くただれてしまった
・つけた後少しベタつく、ヌルヌルする
・香りが苦手
使いやすさや保湿力に好評の声が集まる一方で、やはり「乾燥した・肌触りが悪くなった・痒みを感じた・肌が荒れた」など肌への逆効果になった、という声もゼロではありませんでした。もちろんどの化粧品にも肌に合う・合わないの個人差はありますが、成分についての解説の通り、旧指定成分が含まれていることも少なからず影響があるのかもしれません。
トラブルが起こらなければ手に入れやすく、乾燥対策に便利な製品だと思いますので、敏感肌の方は少量から試すなどすると良さそうです。
ザーネクリームEの購入方法
ここでは、「ザーネクリームE」が購入できる場所、価格の目安についてお伝えします。
ザーネクリームEは、ドラックストア、薬局、薬店、エーザイの通信販売サイト、大手ECモールなどで購入可能です。
商品のバリエーションは48gのチューブタイプと100gのジャータイプの2種類。
価格については店舗によって差があると思いますが、オンラインで購入する場合の価格は目安までに以下の表をご確認ください。
| 48g | 100g | |
|---|---|---|
| エーザイ通信販売サイト | 取扱いなし | 2個 ¥2,420(地域別送料) ※単品購入不可 |
| amazon | ¥638(送料無料)~ | ¥725(送料無料)~ |
| 楽天市場 | ¥806(送料無料)~ | ¥845(送料¥418)~ |
| yahoo!ショップ | ¥705(送料無料)~ | ¥875(送料無料)~ |
※2023/08時点
ネットでの購入ももちろん便利ですが、ドラックストアや薬局など身近にあるお店でも気軽に購入できるのも嬉しいポイントですよね。
価格も¥1,000以内で購入できるプチプラっぷり。毎日使うスキンケア商品だからこそ、”手に入れやすさ”はかなり魅力的です。
【まとめ】ザーネクリームEの評価
ここまでの内容をふまえて「ザーネクリームE」の評価をまとめてみると…
【保湿力】
【香り】
【配合成分】
【使用感】
【総合評価】
医薬部外品として有効成分が一定以上配合されており、スキンケア効果の期待値が高い点は評価ポイントですが、乾燥や敏感肌に悩んでいる方が使うことを考えると、旧表示指定成分が配合された成分構成はマイナスにもなるのかもしれません。
ただし、トラブルなく使用できるようであれば、お手頃な価格で保湿力をしっかり実感できる魅力的な商品ですので、気になった方はぜひお試ししてみてくださいね。


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